行政書士とは? 試験概要、合格率、仕事について<PR>

試験資格
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行政書士とは?

行政書士とは、行政書士法によって定められている国家資格。他者からの依頼を受け、以下のような手続きを代理でおこないます。

  • 許認可等の申請書類の作成
  • 申請書類の提出
  • 遺言書等の権利義務や事実証明、契約書などの作成
  • 行政不服申立ての手続き

上記のように書類の作成や官公署へ提出するのは、行政書士の国家資格を保有した人だけができる独占業務です。

<書類作成業務>

書類の作成代理人として、法的問題点が起こらないよう、予防法務的視野に立って契約書等の作成をしていきます。行政書士は、以下の書類について業務として作成することができます。

1.国や地方公共団体など、官公署に提出する書類
建設業許可・会社設立・帰化申請・風俗営業許可等
2.事実証明に関する書類(実地調査に基づく図面類を含む)
内容証明郵便・財務諸表・会計帳簿・風俗営業許可申請時に添付する店の配置図

3.権利義務に関する書類
遺言書・遺産分割協議書・示談書、会社定款等の作成

 

<許認可申請の代理>

作成した書類を官公署へ提出する手続きについて、依頼主に代理して提出を行う業務です。国民と官公署を結ぶパイプ役として、折衝能力が求められます。

資格の難易度は?

行政書士の合格率は例年10%~12%程度で推移。最新の2022年度に実施された試験では合格率12.13%。
合格率だけで見ると難易度が高く感じますが、行政書士試験は受験資格がなく、誰でも受験することが可能です。実際に2022年度試験には最年少受験申し込み者が8歳、最年長受験申込者が98歳と、幅広い方が受験している。

 

 

 

 

 

 

 

試験概要

受験資格

特になし (年齢、学歴、国籍等に関係なく、どなたでも受験できます)
【参考】2023年度合格者:最年長81歳(男性1名)、最年少13歳(男性1名)

スケジュール

試験は毎年1回、11月第2週の日曜日に実施。令和6年(2024年)度は11月10日(日)に実施される。
受験申込期間は、例年7月下旬~8月下旬までの約1か月間なので注意。
試験会場は例年、全国47都道府県で実施されている。

7月 受験願書配布・受験申込受付
10月 受験票の送付
11月 行政書士試験
1月 合格発表

試験内容

筆記試験(マークシート方式・記述あり)、試験時間は3時間です。
出題形式は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」:択一式(多肢選択式を含む)及び記述式、「行政書士の業務に関連する一般知識等」:択一式となります。

「行政書士の業務に関し必要な法令等」(出題数46題)

憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)、民法、商法、基礎法学

法令については、試験を実施する日の属する年度の4月1日現在施行されている法令に関して出題されます。

記述式は、40字程度で記述するものが出題されます。

「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」(出題数14題)

令和6年度 行政書士試験の改正により、「行政書士の業務に関する一般知識等」が、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」(一般知識、行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令、情報通信・個人情報保護、文章理解)へ変更となります。

合格率・合格基準点

過去7年間の行政書士試験の合格率は約10%~15%前後で推移しています。
【参考】2023年度:受験者46,991 名、うち合格者6,571 名(合格率13.98%)

合格基準(下記要件のいずれも満たした受験生が合格)
・「行政書士の業務に関し必要な法令等」科目の得点が、満点の50%以上である者
→ 法令等の得点が、244点中50%にあたる122点以上であること

・「行政書士の業務に関連する一般知識等」科目の得点が、満点の40%以上である者
→ 一般知識等の得点が、56点中40%にあたる24点以上であること

※令和6年度 行政書士試験の改正により、行政書士の業務に関し必要な基礎知識(一般知識、行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令、情報通信・個人情報保護、文章理解)へ変更となります。

1年での合格は十分可能。合格まで1~2年が多い

行政書士試験の受験回数や試験の難易度によって必要な年数は変わりますが、合格するまで1~2年という受験者が多いです。また、1回の受験で合格する受験者もいるため、正しい方法で学習すれば1回で合格できる可能性が高まります。

しかし、合格に必要な期間はあくまで目安であるため、自分の知識レベルや生活スタイルに合わせて試験日までの学習スケジュールを立てることが大切です。

1日2~3時間の学習時間が必要(延べ600~1,000時間程度)

行政書士試験に合格するまでに必要な時間は、法律の知識がどの程度があるのかによって変わります。たとえば、初学者が合格を目指す場合は1年間で600~1,000時間程度の時間が必要です。

1年間で行政書士試験に合格したいなら、1日あたり2~3時間の学習時間を確保しなければいけません。スクールを利用する場合は、効率よく学習できるため比較的短期間で合格することも可能です。

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